satoryuの日記

忘れっぽいから覚えてるうちに書いておかないと。

OSS Gater 東京 ワークショップ 12/14 にサポーターとして行ってきた。 #oss_gate

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oss-gate.doorkeeper.jp

今年最後のOSS Gate東京ワークショップにサポーターとして行ってきました。 今回参加のビギナーの方は4名*1。 多様な業界、言語から来るのはいつもどおりですが、普段コードを書くお仕事ではないという方がいたのは印象的でした。 それでも全員フィードバックを送って終えることができました!

ビギナーさんから「OSSの貢献ってドキュメントから入っていくのが良いんですね」ということを言われました。 確かにそうではあるんだけれど、それだけじゃないんだよなぁ、という気持ちがあったのだがその時にうまく伝えられなかったのでここに書いてみます。

まず1つに、ワークショップを運営する上でやりやすくするためという意味があります。 ただ単に「対象のOSSを使ってみてください」では何をしたらいいのかわからないので手が進まない人は進まないものです。 誰でも手が進められるような手順として、ドキュメントに沿ってもらうようにしています。

またドキュメントは、貢献できそうなおかしなところが見つかりやすいところです。 開発者がたくさん参加しているOSSでも抜け漏れやコードの状態と合っていないものが見つかります。 実際、今回のワークショップでも、JenkinsのドキュメントにサポートしているJavaのバージョンが実際と異なるという発見をしています。

ドキュメントの修正もOSSへの貢献の方法の1つであるということに気づいて欲しいという意味もあります。 ビギナーの方が想像しているOSSへの貢献が、コードの修正だけだと思っている方も少なからずいます。 単にドキュメントを修正といっても、それ自体が生み出す成果は大きいものであります。 先のJenkinsがサポートするJavaのバージョンの例だと、古いJavaのバージョンをインストールする必要があるのかと思ったら、ドキュメントと異なり新しいバージョンでも実際は動くというのがエラーメッセージに出ていたわけです。 ドキュメントが正しく現状と一致していたのであれば、わざわざ古いJavaを用意したりする必要がなくなりますし、複数のバージョンでサポートされているとなれば選択肢が増えます。

そして、このワークショップでやっていることは、「普段の仕事でコードを書いている」というシチュエーションに置き換えて考えてほしいです。 このワークショップでは、普段の仕事などで何かOSSを使おうとしたら問題に出くわす、というシチュエーションを再現しているわけです。 ですので、普段の開発でOSSの問題に出くわした時は、このワークショップでやったように、自分が何をしたのかまとめてみたり、どういった動作を期待したのかを書いてみたりすることで、OSSへフィードバックができるはずです。

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Special Thanks

会場提供は、Pepperアトリエ さんでした。 たまたま何かのイベントであまったお菓子やコーヒーも提供していただきました。

pepper-atelier-akihabara.jp

その名の通り、Pepperのハンズオンセミナーを中心としたワークショップの会場だそうです。 上の写真は、ワークショップのためにレイアウトした後なのですが、Pepperが20人くらいいました。 この季節らしく、サンタの格好をしたPepper達がお出迎えしてくれたのが可愛らしい。

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会場貸し切りキャンペーンというのを年度末までやっているそうなので、勉強会を開催したい人は検討してみてはいかがでしょうか。

*1:うち1名は会場担当の@maeshoさん